チクングニア熱など、その他の蚊による感染症リスク蚊に“好まれる”人の特徴とは

同じ場所にいても、蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいます。その違いを決めるものとは何でしょう。どうやら蚊はニオイや色で人がいるのを感知し、狙っているようです。

蚊に刺されるのはなぜ?

蚊はいつでも人を刺すわけではありません。人を刺すのは産卵時のメスだけで、卵の栄養源として血液を吸っています。一方、オスや産卵時以外のメスは、花の蜜や樹液を吸っています。

産卵時の蚊は、体温や湿度、吐く息や皮膚から出る二酸化炭素、汗などに反応して、人を感知しています。人の体温(熱)や二酸化炭素、汗などは、蚊をおびき寄せるため、体温が高く、たくさん汗をかく子供や吐く息が多い人は蚊に刺されやすい傾向があります。また、血液型がO型の人やお酒を飲んだ人が刺されやすいという調査結果もあります。

刺されやすいのはこんな人 !

① 体温が高い人

体温が高い人のところに蚊は寄ってきます。

② 肥満傾向の人

吐く息が多く、汗をかく太めの人は刺されやすい傾向があります。

③ “やや汗かき”の人

滝のようにだらだら汗をかく人よりも、ほどほどに汗をかき、肌がじっとりしている程度の方がむしろ刺されやすくなります。

④ 黒い服を着ている人

蚊は白黒で見えていて、黒や紺など濃い色を好みます。そのため、濃い色に蚊は寄ってきます。

⑤ お酒を飲んでる人

アルコールが分解される際に発生する大量の二酸化炭素によって、蚊が集まりやすくなります。

⑥ 血液型がO型の人

血液型の中でO型の人が最も蚊に刺されやすいというデータがあります。